LomoChrome Classicolor 200 に 120 判が登場。価格は 35mm と同じ 1 本 1,580 円
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ロモグラフィーのカラーネガフィルム「LomoChrome Classicolor 200」に 120 判が加わりました。Lomography Japan は 10 月 20 日に国内での販売開始を告知しており、価格は 35mm 版と同じ 1 本 1,580 円 (税込) です。120 判は 2025 年 10 月の発表時から「近日発売」とされていたフォーマットで、2026 年 3 月の 110 判に続き、約 1 年で 35mm・110・120 の 3 種類がそろいました。
出典: shop.lomography.com
- LomoChrome Classicolor 120 ISO 200 – Lomography
- Lomography launches LomoChrome Classicolor 200 colour negative film – Kosmo Foto
お待たせしました!LomoChrome Classicolor 120の販売がスタート‼️
— Lomography Japan (@lomographyjapan) October 20, 2026
フィルムらしい粒状感を残しながら、現時に忠実な描写を実現し、ISO感度200で汎用性が高いカラーフィルムです🎞️
価格は35mmと同じ1,580円 (税込) となります。
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色を大きくずらさない LomoChrome
LomoChrome といえば、緑が紫に転ぶ Purple や、青とオレンジに染まる Turquoise のように、色を大きくずらすフィルムのシリーズです。Classicolor は同じ名前を冠していますが、狙いが違います。発表時のプレスリリースでは「regular color negative film (通常のカラーネガフィルム)」と説明されており、色は見たままに近く、肌にはほんのり暖かみが乗り、赤が鮮やかに出て、青と緑はすっきり写るとしています。粒状感は「中程度」です。
35mm と 120 でロモグラフィーが出している通常のカラーネガは Color Negative 100 / 400 / 800 の 3 種類で、ISO 200 はありませんでした (110 判には ISO 200 の Tiger があります)。Classicolor はその空いていた感度を埋める製品でもあります。
パッケージには「FORMULA 2025」のマークが入っています。プレスリリースでは「limited edition 2025 formula (2025 年の限定版)」と書かれていましたが、海外のフィルム情報サイト analog.cafe はこれを「来年で終売」という意味ではなく、ロットによって中身が変わりうるという意味に解釈しています。同サイトによれば、LomoChrome Metropolis も初回ロットと現行品で写りが違うそうです。
仕様と価格
現像は通常のカラーネガと同じ C-41 (CN-16) で、街の写真店やラボにそのまま出せます。120 判の撮影枚数はカメラの画面サイズによって変わり、6×4.5 判で 16 枚、6×6 判で 12 枚、6×7 判で 10 枚です。35mm 版 (36 枚撮り) は DX コードに対応しています。
| フォーマット | 日本 (税込) | 米国 |
|---|---|---|
| 120 | 1,580 円 | 11.90 ドル |
| 35mm (36 枚撮り) | 1,580 円 | 11.90 ドル |
| 110 | 1,280 円 | 9.90 ドル |
価格は 10 月 20 日時点の公式ストアの表示です。国内の公式ストアで売られているロモグラフィーの 120 カラーネガと比べると、Classicolor は安い部類に入ります。Color Negative の 120 判は 1 本パックで ISO 100 が 2,080 円、ISO 400 が 2,280 円、ISO 800 が 2,480 円です。LomoChrome の 120 判では Purple と Metropolis が 1,480 円、Turquoise が 1,610 円なので、そのあいだに収まる価格です。
英語圏のレビュー: 晴天では鮮やか、粒状は ISO 200 にしては粗め
35mm 版の発売から約 1 年がたち、英語圏ではレビューもいくつか出ています。
米国の現像ラボ The Darkroom は、作例も仕様も見ないまま撮影に出たうえで、5 段階で 3 の評価をつけました。曇りや平板な光では落ち着いた控えめな色になり、晴天では彩度が上がり、色がぐっと鮮やかになるといいます。コントラストは中〜低めで、ハイライトとシャドーの両方に情報が残ります。粒状については「ISO 200 にしては予想より目立つ、特に 35mm では」としつつ、欠点というより意図された個性だと受け止めています。増感・減感に耐えるラチチュードもあり、光によって表情を変える点を「良い意味で予測できない」と評しています。
前述の analog.cafe を運営する Dmitri 氏は発表当日、ロモグラフィーから提供された作例を見て「色が豊かでコントラストが高く、シャドーが赤やオレンジに寄っている」と考察していました。そのシャドーの赤みと粒状感から、ドイツの ORWO が製造する NC200 を連想したとも書いています。NC200 は KONO Color 200 や OptiColour 200 の名前で売られているフィルムです。ただし同氏は、同じフィルムである必要はないし、そこは大きな問題ではないと添えています。
英国の Kosmo Foto も 2026 年 3 月、110 判の発売を伝えた記事で、Classicolor は ORWO が製造しているとみられ、NC200 の初期版ではないかと書いています。ロモグラフィー自身は製造元を明らかにしておらず、いずれも推測の域を出ません。ちなみに analog.cafe が KONO Color 200 として売られていた NC200 を レビューした記事 では、暖色寄りで中〜低コントラスト、ISO 200 のカラーネガとしては粒状が目立つと評価しており、The Darkroom が Classicolor について書いた印象と重なる部分があります。
露出については、ロモグラフィーが公式マガジンで 1 段ずつ露出を変えたテスト を公開しています。ISO 100 (1 段オーバー) では暖かく色あせたような調子になり、ISO 200 では色が最もニュートラルに近く、ISO 400 (1 段アンダー) では空が濃くなって全体が暗く沈むという結果でした。
120 判の先行作例: 「35mm よりずっと細かい」
120 判を独立した立場で試したレビューは、まだ見当たりません。現時点で読めるのは、ロモグラフィーの公式マガジンが 10 月に掲載した先行テスターのインタビューです。メーカー側のメディアである点は差し引く必要がありますが、良い点ばかりではない具体的な感想も含まれています。
ニューヨークのブルックリンで、夕方のゴールデンアワーにポートレートを撮った Nick Collingwood 氏 は、スキャンするとやや眠い調子になるものの、コントラストを少し足すと柔らかく暖かいトーンになったと話しています。パンチのあるフィルムと比べると全体の色は落ち着いているものの、赤と黄色は際立ち、中判なので 35mm よりずっと粒状が細かいとのことです。今回は半段オーバーで撮ってうまくいったものの、オーバー露光ではハイライトが崩れる場面もあるので、ISO 200 で撮るほうがよいだろうとも助言しています。
公式ストアに掲載された 120 判の作例 (出典: shop.lomography.com)
ニュージーランドで 6×6 判の二眼レフ Rolleiflex Magic II を使った Isabella Rose Young 氏 は、35mm 版も使ってきた立場から、大きなネガでは粒状の質感をより細かく味わえ、柔らかさがいっそう絵画的に感じられたと話しています。気に入っているのは、シャドーの一部に紫が乗り、青やオレンジと組み合わさったときの色の調和だそうです。
連日の新フィルム
昨日は、Kodak のレムジェットなし Vision3 を使った Marix の新シリーズ NEO を紹介したばかりです。1 年前の 35mm 版の発表も、Eastman Kodak が Kodacolor 100 / 200 を発表した翌日のことでした。新しいフィルムの話題が続いています。
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