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Eastman Kodak 自社流通フィルムが英国で値下がり、最大 20% 安

Eastman Kodak が自社流通を始めた新しいフィルム群が、英国市場で従来品より安く販売され始めたケースがいくつか報告されています。Kosmo Foto によれば、卸価格の引き下げにより、店頭価格は最大で 20% 程度安くなっているといいます。

新しいフィルムは、Kodak Alaris が流通させてきた製品とは異なる、黄色と黒のカラースキームのパッケージで販売されています。 2012 年に Eastman Kodak が破産法の適用を申請して以降、スチル用フィルムは主に Kodak Alaris が担ってきましたが、 Eastman Kodak 自身による流通が加わった形です。

2025 年に発売された Kodacolor 100/200 シリーズでも、この新しいパッケージデザインが採用されている2025 年に発売された Kodacolor 100/200 シリーズでも、この新しいパッケージデザインが採用されている

実際の値下げ幅

Kosmo Foto が挙げた例では、ロンドンのフィルムラボ Aperture Printing が、Eastman Kodak ブランドの Kodak Gold 200 35mm 36 枚撮りを 10 ポンドで販売する予定だとしています。従来品より 2 ポンド安い価格です。

アメリカ・ロチェスターの Kodak 本社アメリカ・ロチェスターの Kodak 本社

なお、フィルムが製造されている米国では、同様の値下げは確認されていないと記事は指摘しています。英国では最近 Dupli が Eastman Kodak のスチル用フィルムの独占流通権を取得したことを発表しており、Kodak Alaris 製品と並行して取り扱うとしていますが、この影響があるのかもしれません。

背景にカラーフィルムの競争激化か

Kosmo Foto は値下げの一因として、ここ数年で生まれた新しいカラーフィルムとの競争を挙げています。 Ilford や Kentmere を手がける Harman Technology は 2023 年末に Phoenix シリーズを投入しています。中国の Lucky film も長い休止期間を経てカラーフィルムのラインナップを復活させ、Lucky Color 200 と Lucky C400 の 2 製品を販売中です。

値上げのニュースが続いてきたフィルム市場において、値下げ方向の話題は久しぶりです。今回はあくまで英国市場での流通体制の変更に伴う動きであり、日本の店頭価格に直結するものではありません。ただ、Eastman Kodak が自社流通を拡大していく過程で、地域ごとの流通経路や価格がどう変わっていくのかは、日本のユーザーにとっても注視すべき動きと言えそうです。

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